2026.01.07 米CESが開幕、4100社集結 技術革新の行方占う基調講演に注目
6日に開幕したCESのオープニングセレモニー
米ラスベガスで6日(日本時間7日)、世界最大級の先端技術見本市「CES」が開幕した。会期は9日まで。24万m²の展示会場に4100社が集結。来場者の予想は公表されていないが、昨年は約14万人が来場し、出展企業数はスタートアップ1400社を含めて4500社に達した。ラスベガス市内のホテルでは、開幕前からグローバル企業トップによる基調講演が相次ぎ行われ、その発言にメディアや市場アナリストが注視している。
会場内外で多く聞かれるキーワードは、AI(人工知能)やEV(電気自動車)、DX(デジタルトランスフォーメーション)、デジタルヘルス、ロボティクスなど。主催者CTA(全米民生技術協会)は、今年の全米家電業界の規模を5650億ドルと予測しており、前年を3.7%上回る見通しだ。CTAのギャリー・シャピロCEOは「AIが将来どう変化していくかはCESの展示会場を見ればわかる」と述べた上で、「会場を見ればAIの将来が読み取れる」と自信をみせた。
シャピロCEOは、13の展示ホール、過去最多となる3600件のイノベーション・アワードへの応募状況にも触れ、「CESの存在感を十分に示している」と胸を張った。
家電製品の展示会として評価が高かったCESの展示内容がデジタル化へと移行。さらには数年前に米国有数の農機具メーカーのCEOが基調講演に決まった際に、「アグリテック(農業技術)の到来か」と驚きの声が出ていた。いまや今年のCESでは、デジタルヘルスや代替エネルギー、建設、海洋開発、アグリテックなど含め、多岐にわたるゲストスピーカーが登壇予定だ。
開幕前の基調講演では、米半導体大手AMDのリサ・スーCEOがデータ容量で「ペタ」や「ゼタ」よりさらに多い10の24乗の単位「ヨタ(yotta)」時代の到来に備えた対応策を紹介。エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、自動運転の安全性を高めるAIプラットフォーム「Alpamayo(アルパマヨ)」を発表するなど、例年通りの盛り上がりだ。
開幕初日の6日には、今年のワールドカップの北南米での開催にちなんで、FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長の基調講演も予定されている。
CTAでは、展示会の終了後、監査委員会の承認を得て正式の来場者数を発表する。











