2026.01.15 さくらインターネット、「高火力 DOK」でH100×8枚専有プラン 大規模AI向けに提供開始
さくらインターネットは、コンテナー型GPU(画像処理半導体)クラウドサービス「高火力 DOK」で、新プラン「NVIDIA H100 8GPU 専有プラン(β版)」の提供を開始した。大規模言語モデル(LLM)や画像生成などの開発が進む中、複数GPUを組み合わせた処理や大容量の一時領域を確保できる環境への需要増に対応する。
新プランは、1タスク内でNVIDIA H100 GPUを8枚同時に利用できる専有環境を提供する。AI研究者や機械学習エンジニア、生成AI開発者など、大量のGPUリソースを同時に利用したいユーザーを想定する。タスクを起動するだけで、8枚のGPUと大容量NVMeストレージを備えた実行環境が自動で構築される点を特徴とする。
料金は従量課金で、1秒あたり0.83円(1時間あたり2988円)とした。コンテナー実行開始から終了までの時間を課金対象とし、最低利用時間は60秒である。Dockerベース環境として短時間から大規模ワークロードを扱える点を訴求する。
プラン名称は「h100-8gpu-80gb」。GPUメモリーは80GB×8、vCPUは160コア、メモリーは1760GB。ストレージは生成結果の保管領域が20GB、その他に4TBを用意する。ネットワーク領域はベストエフォートで250Mbpsとしている。
活用例として、医療画像や衛星画像など高解像度画像の解析・セグメンテーション、巨大モデルの学習や長文を扱う高度な推論処理、複数モデルの並列処理やアンサンブル学習、テラバイト級データを扱う科学計算などを挙げた。既存の「NVIDIA H100プラン」ではストレージが不足する用途にも対応できるとしている。
「高火力 DOK」は、同社の石狩データセンターから提供するコンテナー型GPUクラウドサービスで、利用者が用意したDockerイメージをそのままクラウド上で実行できる。さくらインターネットは今後もAI需要の拡大を見据え、コンピューティングリソースの安定供給を確保し、デジタルインフラ企業としてデジタル社会の発展に寄与していく方針。








