2026.03.03 TDK、アジア・パシフィック本社をインドのベンガルールに設立 シンガポール拠点との2拠点体制で運営

 TDKは2日、アジア太平洋地域をカバーするアジア・パシフィック本社を今年4月1日付でインドのベンガル―ルに新設すると発表した。アジア・パシフィック本社は、インドに新設する「TDK AsiaーPacific」と、既に拠点を構えるシンガポールの「TDK Singapore」の2拠点体制で運営する。

 アジア・パシフィック本社は、日本、欧州、米州、中国に次ぐ同社の五つ目の地域本社となる。「TDK AsiaーPacific」は「TDK Singapore」とともに、インド、東南アジア、オセアニアにまたがる20社以上のグループ会社を統括し、同社の約10万人の従業員のうち約17%に相当する人員を担う。4月1日付で、インドとシンガポールの2拠点体制でアジア・パシフィック本社の運営を開始する。

 同社はインドでは、数十年にわたり、主に電子部品ビジネスカンパニーとエナジーソリューションズビジネスカンパニーやその子会社を通じて事業を展開してきた。生産拠点は西ベンガル州、マハラシュトラ州、ハリヤナ州に有している。現在、インドでは5000人以上のチームメンバーが従事する。

 アジア・パシフィック本社は、2拠点体制での運営を行うことで、成長とガバナンスの両方を適切にバランスさせていく。ベンガルールは、世界有数のエンジニアリングと基礎研究の人財エコシステムを持つインドのテクノロジーの中心地であり、同社がビジネスやオペレーションを最適化するだけでなく、新たな領域を構築するための成長戦略の基盤となる。シンガポールはガバナンス・コンプライアンス・サプライチェーンを担い、複雑さを持つ地域での信頼できる中立的な拠点となる。

 アジア・パシフィック本社は、地域全体で市場インテリジェンス・政府との連携・サプライチェーンのレジリエンスを強化するとともに、オペレーションの効率化、人財スキルの向上、規律あるプロセスガバナンスを推進する。特に、同社のグローバルR&D(研究開発)ネットワーク構築の重要な役割を果たす拠点と位置付けている。