2026.06.07 日立、AI「ミュトス」活用 インフラのサイバーセキュリティーを強化
日立は「ミュトス」を活用し、インフラのセキュリティー対策を強化する
日立製作所は、米新興企業アンソロピックが開発した最新人工知能(AI)モデル「クロード・ミュトス」を社会インフラ事業のサイバーセキュリティー対策の強化に生かすと発表した。同社が推進するセキュリティープログラムに参画する契約を締結したもの。これに伴い日立には、ミュトスへのアクセス権が付与された。
アンソロピックは、AIを用いてソフトウエアやインフラの脆弱性を検出・防御する共同イニシアチブ「Project Glasswing(プロジェクト・グラスウイング)」を発表しており、日立はこの取り組みに参加する。日立としては、インフラ向けに提供するソフトや製品自体のサイバーセキュリティーを強化したい考えだ。ミュトスへのアクセス権の取得を公表したのは、国内製造業で初めてとみられる。
具体的には、日立のサイバーセキュリティー専門部隊が、ミュトスを活用。エネルギー分野などのインフラ向けに日立が開発・保守するソフトの脆弱性の特定と修正に取り組み、安全・安心で強靭(きょうじん)なインフラの実現につなげていく。
すでに日立は5月、アンソロピックと戦略的な協業を開始すると発表した。これを機に日立は、アンソロピックの先進AIを活用し、AIでインフラを革新する次世代ソリューション群「HMAX」を高度化する方針などを打ち出していた。








