2026.07.06 【関西地区特集】関西家電市場、夏商戦に弾み 量販店は新店展開加速 地域店は合展で需要獲得
関西地区の家電流通は、量販店と地域店がそれぞれの強みを生かし、需要の獲得に動いている。量販店では非家電分野を含む新店展開が相次ぎ、若者やインバウンドなど新たな客層との接点づくりを進める。地域店は「2027年問題」を切り口に、エアコンや照明の提案を強化。個展や合展を通じ、顧客との関係を深めている。関西地区の家電流通市場は、新店のオープンや合展の開催などで、夏商戦を盛り上げている。
量販店、新店オープン相次ぐ
量販店では、新店のオープンが相次いだ。エディオンは5月に、おもちゃやゲームの専門店「ネバーランド洛北阪急スクエア店」(京都市左京区)、6月4日に飲食とカプセルトイを扱う新業態店「なんばGATE」(大阪市中央区)をオープンした。非家電をメインにすることで、若者やインバウンドなど、これまでエディオンに来店していなかった層への認知度拡大を狙う。
Joshinは6月19日に「堺鉄砲町イオンモール店」(堺市堺区)をオープンした。店名看板の横には、同社初の大型デジタルサイネージを設置。同店近くの南海電鉄・七道駅の利用者が商業施設に入った際、店舗の場所がわかりやすいよう工夫した。
地域店、合展開催
地域店は5月末から6月にかけて合展を開催した。ルームエアコンの省エネ基準引き上げにより、値上がりが懸念される27年問題が後押しとなり、エアコンの販売が好調に推移。夏商戦に弾みをつけた。
三菱電機系は、5月に兵庫県加古川市の加古川商工会議所、6月に神戸市中央区のHDC神戸で合展を開いた。
神戸会場は7店が参加し、売り上げは1450万円、来場者は101世帯となり、目標を達成した。27年問題を切り口に提案したエアコンは、中上位機種を中心に67台を販売。前年比130%となった。
加古川会場は8店が参加した。招待状を1550枚用意し、150世帯が来場。売り上げは前年比107%の1282万円となった。エアコンは中上位機種を中心に27台を販売。冷蔵庫は前年並みの11台だった。
シャープマーケティングジャパンホームソリューション社近畿統轄営業部は6月中旬、同社京都支店(京都市南区)で実売イベントを実施し、16店が参加した。1日だけの開催だったが、売り上げは1500万円、来場は約100世帯となった。エアコン60台、洗濯機20台などを販売した。









