2026.07.07 サムコ科学技術振興財団、研究助成対象者12人を決定 薄膜技術分野への挑戦を支援
今年の研究助成について説明する辻理事長
サムコ科学技術振興財団(京都市伏見区)は7日、第10回研究助成対象者12人を発表した。同財団は、半導体製造装置メーカーサムコ創業者の辻理氏が2016年に設立し、サムコの「薄膜技術で世界の産業科学に貢献する」という基本理念のもとに運営。設立の翌年から、独創的な発想と高い研究能力を有する若手研究者・技術者の研究開発を支援している。
今年は過去最高の12人(うち女性2人)が選ばれ、各人に研究助成金200万円、総額2400万円が贈呈される。
同財団による助成は今回で10回目を迎え、これまでに研究者と研究機関を合わせて71件に対し、総額1億4200万円を助成してきた。
辻理事長によると、今年の研究助成への応募件数は140件で、過去2番目の多さだった。応募分野も従来の半導体材料に加え、生体膜や細胞膜など、最先端のライフサイエンス関連研究が増加傾向にあると説明した。また、今回の助成対象者の最年少は29歳、平均年齢も約37歳。辻理事長は「若い研究者をもっと支援していきたい」と今後の意気込みを語った。
今年の研究助成金の贈呈式と記念講演は9月18日、京都市下京区の京都リサーチパーク1号館サイエンスホールで行われ、記念講演者には前大阪大学総長の西尾章治郎・国際高等研究所長が予定されている。











