2026.07.20 【ケーブル技術ショー2026特集】横河計測 遠隔操作と自動診断で光ファイバー測定を省人化

リモートコントロールの活用イメージ

 横河計測は、光ファイバー通信のれいめい期から培った測定技術と40年以上にわたる測定ソリューションの実績を土台に、コアネットワークからFTTH(ファイバー・トゥー・ザ・ホーム)まで幅広い光ネットワークに対応し、敷設・保守を担う技術者の多様な試験・計測ニーズに応えている。

 「AQ7290 OTDR」は、光ファイバーの特性を評価する試験器で、優れた作業性と高いユーザビリティーを両立した。大画面と高性能な測定能力を備え、誰でもどこでも使いやすい設計となっている。最大15時間のバッテリー駆動により現場での終日作業に対応できるほか、光パワーメーターや可視光源などの複数機能を同時に利用できるマルチタスク機能を備える。

 さらに、省人化と効率化を支援する遠隔操作のアプリケーション「OTDR RCM」に対応し、遠隔地からの測定操作やデータ取得が可能。測定データはメールやクラウドへ直接アップロードでき、光スイッチボックス「AQ3550」との連携により多心ファイバーの測定にも柔軟に対応する。

 また、従来の常時監視に依存しない新たな運用としてWindowsベースの「自動診断」というコンセプトを提案する。定期的に取得したOTDRの測定データを基に、あらかじめ設定したしきい値により状態変化を自動判定し、重要な変化のみを抽出・発報する。

 これにより、従来必要だった目視確認や判断作業を削減し、「測定」「自動判定」「発報」を一体化。省人化と作業品質の均一化を実現する。加えて、ネットワークの損失変動は継続的に把握し、異常発生時には即座に波形データを保存。取得データは、機器の動作を再現するエミュレーションソフトウエアでの解析にも活用できる。

 展示ブースでは、OTDR RCMによる遠隔操作と自動診断コンセプトによる新たな運用の提案に加え、コンパクトで携帯性に優れた「AQ1210」などを紹介する。