2026.08.10 全国企業倒産、7月は13年ぶり高水準 物価高・人手不足倒産が加速
東京商工リサーチが10日発表した7月の全国企業倒産(負債1000万円以上)は、前年同月比6.9%増の1028件と14年2カ月ぶりに2カ月連続で1000件を超えた。負債総額は同41.4%増の2363億1200万円となり、クレジットカード決済代行の全東信(大阪)の破産による1151億6400万円が負債を押し上げた。
倒産件数は今年最多で、2カ月以上連続して1000件を超えたのは2012年2~5月以来になる。7月としても13年の1025件以来となる13年ぶりの高水準。
産業別では、製造業が同17.9%減の87件となった一方、情報通信業が同62.5%増の52件、小売業が同24.1%増の139件などとなった。ソフトウエア業が23件、機械器具卸売業が29件になるなど、それぞれ前年同月に対して倒産件数は増加している。
物価高・金利上昇が収益圧迫
7月の企業倒産は今年最多となり、1~7月累計では前年同期比7.1%増の6374件となっている。年間では、12年以来となる1万1000件を超える可能性が強まったという。
物価高を理由にした倒産は93件と、20年以降で最多を記録。価格転嫁できる企業と、できない企業の業績は二極化が顕著で、25年の中小企業は増益45.4%、減益43.1%、赤字企業は25.3%だった。「今後も物価高が倒産を押し上げる」(東京商工リサーチ)とみる。
人手不足による倒産も63件となり、調査を開始した13年以降で最多を記録した。特に人件費高騰による倒産が前年から2.1倍になるなど、大幅に増加している。1~7月累計で人手不足による倒産は301件となり、過去最多だった25年の398件を超える可能性も出てきている。











