2026.09.21 【電子部品メーカー・商社/ASEAN拠点特集】北陸シンガポール(北陸電気工業) データセンター関連売り上げが拡大 初のインド拠点を開設
北陸電気工業は、ASEAN地区販売法人として、シンガポール販売会社とタイ国内向け販売を行うタイ販社を開設し、各ASEAN地域とインドへの販売活動を展開している。4月には初のインド拠点となるグルグラム駐在員事務所も設立した。
シンガポール販社「北陸シンガポール(HSP)」(山本憲靖MD=マネージングダイレクター)は1979年11月に設立され、タイ以外のASEAN地区とインド市場をカバーする拠点として、基板製品や圧電部品、センサー、抵抗器を中心とした販売活動を行う。従業員数は13人。
同法人の2026年度(27年3月期)売上高は前期比約1割増の41億円となる見込み。売り上げのアプリケーション別では、車載が約6割を占めるほか、データセンター(DC)を含む情報周辺や家電製品などで構成され、「今期は全体的に伸長している」(山本MD)。
今後は「今年はインドに駐在員事務所を開設し、シンガポールも増員している。また、DC向け需要増に対し、SSDやHDD向け販売を強化する」。
インド市場では、既にローカルTier1を中心に採用が拡大しており、HSP売上高に占めるインド市場向け構成比は21年度の1.3%から25年度には10.5%まで上昇した。グルグラム駐在員事務所は現在は2人体制(日本人1、ローカル1)だが、今後もさらにインドでの増員や拠点増を検討していく。駐在員事務所増設では、ベンガルール、プネ、チェンナイなどを候補地に挙げる。
インド市場での販売はHSPが担当し、6社の販売代理店と連携して販売活動を行う。HSPは、グルグラム駐在員事務所を活用し、さらなる拡販案件の刈り取り、新規顧客開発、案件の拡大を図る方針。
ロードマップとして、26年度にはHSP売り上げに占めるインド市場向け比率を18%まで高める計画で、「29年度にはインド向け売り上げを700万シンガポール・ドルまで高め、29年以降のインド販売会社設立も目指している」(山本MD)。
HSPの26年度の販売は、インド市場向けやDC関連が伸長しているほか、エアコン向けも欧州の猛暑の影響で伸長している。ASEAN市場の今後の見通しについて山本MDは、「車載、白物家電、記録媒体関連製品が堅調に推移しており、今後も拡大基調とみている」と話す。










