2026.09.21 【電子部品メーカー・商社/ASEAN拠点特集】リ・チャンプ(たけびし) Gennexグループを完全子会社化 ASEAN地域の販売力を強化
たけびしは、ASEAN地域を中心に電子部品、半導体部品の販売事業を展開するGennex(ジェネックス) グループを10月に完全子会社化する。シンガポールで電子部品・機器販売を行う子会社のLe Champ(リ・チャンプ)とも連携し、ASEAN地域での販売力を強化。今年度が最終年度の中期経営計画「T-Link1369」で掲げた海外売上高320億円に向け歩みを続ける。
Gennexグループは、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピンの4カ国に合計7社を有する。売上高は約70億円で従業員は約110人。リ・チャンプもシンガポールに本社を置き、8カ国16拠点で事業を展開している。子会社化後は両社でクロスセルを行うなどコラボレーションを強化する。
リ・チャンプ社の田村裕明社長は「Gennexはフィリピンやマレーシアに強みを持つ。互いの文化や歴史を尊重し、発展していくことが重要。当面は現状を維持し、クロスセルを強化する」と話す。
田村社長は、全社の事業の方向性として①インドへの集中投資②有力サプライヤーとの関係強化③M&Aによる事業強化―を掲げ取り組んできた。インドに関しては、AI(人工知能)、データーセンター(DC)、自動車向けの投資が活発になる中、インド国内4拠点での人材を拡充。昨年には既存支店の現地法人化も果たした。
現地のエレクトロニクス関連の展示会にも積極的に出展。例年の年1回の出展から今年は2回に増やし、存在感を高める。展示会ではオリジナル商品のOPCサーバーなどもアピールした。
足元では好調なインド市場での需要獲得を推進するほか、東南アジアなども順調に推移し、年商200億円に近づいている。特にAI、DC向けのビジネスは今後も伸びる見通しで、積極的に人材投資と関連の専門サプライヤーの発掘を推進。成長市場、領域に向けてビジネス拡大の素地を築く。
田村社長は「Gennexとコラボを進め、互いが未攻略の領域を補完しながら双方の事業を拡大する。市場ではインド、東南アジア両エリアでさらなる伸長を図る。中期計画の目標数字をしっかりとやり切り、たけびしグループの次期中期ビジョンを見据えたさらなる発展に弾みをつけたい」と語った。










