2026.09.30 ハイアール、高価格帯市場に参入 大型冷蔵庫・ドラム式洗濯機投入
冷蔵庫「月夜」を発売
ハイアールは29日、ドラム式洗濯乾燥機と冷蔵庫の高級機シリーズ「A.M.U.」を日本で初めて投入すると発表した。家電量販店やEC(電子商取引)サイトなどで10月15日から順次発売する。
近年では、共働き世帯の増加やライフスタイルの変化に伴い、食材の長期保存や洗濯・乾燥を一度にしたいなど大容量や先進機能を兼ね備えた製品に対するニーズが高まっている。ハイアールは独自の先進技術やデザインを融合させた最上位モデルを投入することで、大型冷蔵庫やドラム式洗濯機の高価格帯市場に本格参入する。第1弾として、業界初の鮮度保持機能を搭載した冷蔵庫「月夜(Tsukiyo)」やドラムを上下2基搭載したダブルドラム構造を採用したドラム式洗濯機「奏(Kanade)」を発売する。
月夜シリーズは496L「JR-LFX50A」と508L「JR-LF51A」を用意。特許技術を採用した業界初のボトムアップ構造「ボトムクーリングシステム」を搭載した。背面に配置していた冷却器を底面に移動し、冷凍室全体を下から均一に冷やすことで、食材に直接冷風を当てない「うる鮮キープ冷凍」を実現した。乾燥や霜付きを抑え、解凍時のドリップも防ぐ。
冷却器を底面に配置したことで 、背面内部を拡張でき、容積の拡大につなげた。従来機と比べて収納位置が高くなり、膝関節への負担を約70%軽減する。
冷蔵室・野菜室用や冷凍室用に冷却ユニットを分離した「ダブルクーリングシステム」を採用。冷蔵室・野菜室のうるおいを保ちながら冷凍室をしっかり冷却する。
野菜室には半密閉エリアを蓄冷パネルによる輻射(ふくしゃ)冷却で冷やす「野菜しゃきしゃきゾーン」を装備。2万ケルビンのLED光で菌の増殖を抑制する「野菜室 CLEAN LED」を採用した。
LFX50Aには独自の冷却技術「うまみ熟成氷室チルドルーム」を搭載。約-2℃を保ち、食材の鮮度やうまみ熟成をサポートする。
本体サイズは幅650mm、奥行き650mm、高さ1850mm。庫内容量を効率的に確保する「マキシマムフィット設計」にした。LFX50Aは野菜室と下段冷凍室、LF51Aは下段冷凍室に「フルオープンレール」を採用し、まとめ買いや作り置きに対応する。
LFX50Aは、カラーがXK、ミラー&ブラックとK、モルタルブラックをそろえ、市場想定価格は税込み42万円前後。
LF51Aは、カラーがK、マットフロストブラックとW、マットフロストホワイトで、市場想定価格は税込み26万円前後。
日本向けに刷新
奏シリーズは、家庭用では日本唯一となる10㎏のヒートポンプ乾燥に対応した「JW-FWH10A」を用意。最高60℃のお湯洗いで洗濯できるほか、洗濯と同時にもう一方のドラムでヒートポンプ乾燥ができる。洗濯終了15分前に乾燥槽の予熱を始める「乾燥機プレヒート機能」や洗剤と水を混ぜ合わせて作った泡を衣類に吹き付ける「濃密泡づつみ洗浄」を搭載する。
省エネ性などを備えた約60℃のヒートポンプ乾燥に加え、衣類内部の湿度までリアルタイムに測定する「3D湿度センサー」を採用。厚手の衣服の生乾きや衣類の乾かし過ぎを防ぐ。さらに、ダブルモーターを搭載して衣類のダメージを抑えながら、絡まりを解消。「ミストケアコース」では、超音波ミストデバイスで発生させたミストで水分を衣類の繊維に浸透させ、しわ伸ばしやふんわり仕上げ、消臭をする。
海外では約3年前に発売。日本と海外では防水パンや床の材質などが異なり、振動が想定以上に響きわたる可能性があったため、日本の置き場所に合わせたスタイルに刷新。2027年夏発売予定で、市場想定価格は未定。
ファミリー層や先進機能を求める層に訴求
ハイアールは、新生活を始めたばかりのファミリー層や先進機能を求める層にA.M.U.シリーズを訴求していく。ハイアールジャパンセールスの乾修明副社長は「当社は総合白物家電メーカーを目指し、新規カテゴリーの参入や既存カテゴリーのラインアップ強化など事業拡大に取り組んでいる。必要な機能に特化し、納得できる価値と価格のバランスで、自分の時間を大切にしながら合理的に生きるお客さまに驚きと発見を届ける製品を提供し続けていく」と述べた。
発表会にはブランドアンバサダーを務めるプロフィギュアスケーターの羽生結弦さんが登場。ダブル構造のドラム式洗濯機について羽生さんは「10㎏という大容量の乾燥が自宅で、そして静音でできるというのはとてもすごいことだと感じる」と述べた。












