2026.10.26 パナソニック アビオニクス、大阪・門真工場を拡張 最新モデルの生産能力を6倍に
工場外観
パナソニック コネクトグループで航空機内エンターテインメントシステムを手がけるパナソニック アビオニクス(米カリフォルニア州アーバイン)は、大阪・門真工場を拡張した。
今回の工場拡張は、次世代機内エンゲージメントソリューション「Astrova(アストローバ)」に対する世界各国の航空会社からの需要拡大に対応するもの。
大阪・門真工場では、航空会社45社以上に供給する50万席分以上のAstrova 4K OLEDディスプレーをはじめ機内エンターテインメント(IFE)システムを生産している。
今回、同工場の施設規模を従来の約2倍となる1万㎡超に拡大した。Astrovaの生産能力を6倍に増強し、旺盛な需要に対応する。
Blue Yonder(ブルーヨンダー)の生産計画システムも導入し、生産効率の向上による最適な生産体制を整えた。Astrovaは今後数年間分の予約注文が入っており、生産能力の増強と合わせ、高品質なモノづくり体制も強化していく。
需要が旺盛なため、今後さらなる増産にも対応できるよう余力も確保している。航空会社による機内体験のデジタル化や機内通信環境の向上への投資拡大に合わせ、柔軟に生産体制を強化していく。
Astrovaは、4K OLEDディスプレーを採用し、機内エンターテインメント、IFEモニターとのWi-Fi接続、乗客のデバイス連携、充電機能などを統合した次世代の機内エンゲージメントソリューション。より快適でパーソナライズされたデジタル体験を機内で提供する。
幅広いニーズに応えるべく、モニターラインアップは13型~42型まで7機種をそろえている。大型から中小型機体に対応し、乗客の体験向上、航空会社の価値向上につながる。
工場拡張に合わせ23日には開所式を開催。パナソニック コネクトグループのケン・セインCEOをはじめ、製造パートナー企業の代表、地元門真市の宮本一孝市長など自治体関係者、工場関係者が出席した。
セインCEOは「Astrovaは、2022年に発表し、世界で最も支持される最高品質のシステムで、今後もますます需要が伸びる。工場拡張に合わせ、世界市場をけん引していく」などと語った。
加藤大地執行役員バイス・プレジデントアビオニクスビジネスユニットマネージングダイレクターは「高い品質を追求し、仕事への熱量を持って、この3年間取り組んできた。旺盛な需要に対応すべく商品供給・納期を守りつつ、生産増強に取り組むのに苦労したが、作る力とデジタルの力を掛け合わせ、日本を代表する工場を実現させた」などと語った。













