2026.11.09 【冷蔵庫特集】パナソニック、冷凍冷蔵庫WX/HYタイプ 「霜つき抑制冷凍」進化、DR自動運転にも対応

霜つき抑制冷凍が進化し、約3カ月後でもおいしく保存できる冷凍冷蔵庫WXタイプ・HYタイプ(写真はNR-F55HY3-N)

省スペースへの設置性を高めながら大容量を実現省スペースへの設置性を高めながら大容量を実現

 パナソニックは、進化した「霜つき抑制冷凍」で3カ月後も冷凍食品の霜つき量を約80%抑え、長期間おいしく保存できる冷凍冷蔵庫WXタイプ・HYタイプの提案に力を入れる。

 調理の時短や食品ロスを抑える「冷凍」へのニーズが高まる中、よりおいしく長く冷凍保存できるよう霜つき抑制冷凍が進化した。

 加えて、カーボンニュートラル実現に向け省エネへの関心が高まる中、いち早くDR(デマンドレスポンス)自動対応を図るなど、暮らしや時代環境の変化に合わせた進化を遂げている。

 冷凍へのニーズが高まる中、冷凍室の一番の悩みは「食品の劣化によるおいしさの減少」であることが同社の調査でわかっている。

 このため、同社では冷凍保存時の食品劣化に着目し、冷凍室上段ケースカバーにより開閉時に入る外気の侵入を防ぎ、温度変化から守ることで、食品の霜つきを抑制しておいしく保存ができる霜つき抑制冷凍を23年から展開。

 冷凍食品に付着する霜は、食品から抜け出した水分で、これが失われると、食品は乾燥し「冷凍焼け」を起こす。

 冷凍焼けが進むと、食感がパサパサになる、風味が薄れる、酸化によるにおいの変化が発生する、といったことにつながり、おいしさを大きく損なう原因となる。このため、霜の少ない状態を保つことが、冷凍食品をおいしく楽しむためのポイントとなる。

 WX・HYタイプ26年モデル新製品は、上段ケースカバーに加え新たに制御技術を採用することで、運転状況により冷却能力を最適化し、従来機(同25年モデル)より庫内の温度変動を抑制できるようになった。

 これにより、25年モデルは約1カ月間おいしく保存できたのに比べ、26年モデルでは3カ月後も霜つき量を約80%抑えられ、おいしく保存ができる期間が長期化した。

 霜つき抑制冷凍により、使いかけの食材が霜で固まらず、3カ月冷凍した食材も簡単にほぐれ、調理がスムーズにできる。

 この制御技術により、ケースカバーのない冷凍室下段に入れた食品も、2週間後の霜つき量を約27%抑制できる。

設定不要で環境に貢献

 冷蔵庫は家庭内での消費電力量の割合が高く、24時間常に通電している家電で、省エネ性向上も大きな開発テーマだ。

 同社では高効率冷却器・コンプレッサーやセンサー連動による最適制御、高性能真空断熱材の搭載など高度な省エネ技術に磨きをかけてきた。

 今期モデルは、これらに加え新たに電力会社からの要請に応じ稼働を自動制御するDR機能を搭載した。

 専用アプリで設定すると、下げDR時は事前に庫内を冷やすことで要請時間にコンプレッサーを停止して電力使用を抑制。上げDR時には扉の開閉が少ない夜間などに実施するケースが多い霜取り運転のタイミングを変更して要請時間に電力を使用するなど、庫内の食品への影響を抑えつつ電力会社からのDR要請に応じて冷蔵庫の稼働状況を自動制御する。ユーザーは設定不要で、無理なく環境に貢献できる。