2020.07.24 鉄道の沿線検査業務を支援NECがシステム実用化

列車巡視支援システムを構成する機材が設置されている様子

 NECは、鉄道の沿線検査業務を後押しするシステムを実用化したと発表した。鉄道総合技術研究所(東京都国分寺市)が開発した「線路周辺画像解析エンジン」を活用したことが特徴。少子高齢化に伴う労働力不足が深刻化する中、鉄道業界で高まる検査業務の省力化ニーズに応えたい考えだ。

 今回の「列車巡視支援システム」は、JR九州(福岡市博多区)が運用する811系近郊型電車の2編成を対象に4月から運用を始めており、ほかの車両にも拡張する予定だ。画...  (つづく)