2021.07.09 【家電流通総合特集】重点商品パナソニックコンシューマーマーケティング
「エオリア」Xシリーズ
パナソニックコンシューマーマーケティングは、空気中に浮遊するウイルスや菌を抑制する「ナノイーX」を搭載し、今まで無駄に捨てていた熱エネルギーを冷房にも有効活用する仕組みを搭載したルームエアコン「エオリア」Xシリーズを提案していく。
ルームエアコン「エオリア」Xシリーズ
Xシリーズは「新・エネチャージシステム」を搭載している高付加価値機種だ。従来のエネチャージシステムは、排出される熱エネルギーを暖房時の霜取り運転に活用し、暖房を止めずに快適な環境を実現する仕組みだった。
新システムでは、回路構造を変更し、活用されていなかった熱エネルギーを蓄えて冷房にも応用できるように改良した。設定温度を維持しながら除湿もする「快湿制御」も実現している。オン/オフを繰り返さないことで、無駄な電力を使わないため10%の省エネを果たすなど、さまざまなプラス効果につながっている。
Xシリーズは、加湿空気清浄機とWi-Fiで接続し、暖房時の乾燥を防ぐことができる「うるおい暖房」を実現する。IoT家電の連携で冬場に役立つ機能も提案している。
また2台使いにより、部屋の上部はエアコンで、下部は加湿空気清浄機を使うことで、単独で使うときより集じん能力が向上する。例えば空気清浄能力20畳相当のエアコンと、空気清浄能力40畳相当の加湿空気清浄機を使用した場合、合計60畳相当の集じん能力になる。
室外機は、独自の駆動制御と圧縮機メカ部の最適化により、コンプレッサーの最大回転数をアップさせ、「快速制御」を実現。冷房の立ち上げスピードが15%アップしている。
季節に合わせて脱臭に最適な運転をワンボタンで行う「においケア」モードも搭載。夏場は臭いを結露水でキャッチして高濃度ナノイーXで分解する。室内機本体に音声スピーカーを内蔵し、リモコン操作時の操作内容や停止操作時のお掃除運転予告などを音声で知らせてくれる。
IoT冷蔵庫WPXタイプ
冷蔵庫の最上位機WPXタイプは、スマートフォンのGPS機能による位置情報と連携した省エネ運転モードを業界で初めて採用。「AIエコナビ」として、IoTによる付加価値を提案している。
WPXタイプに搭載する「AIエコナビ」は、ユーザーの生活リズムや使い方を分析し省エネに生かす機能。3週間分のドア開閉と収納量の変化を記憶して曜日ごと、1時間ごとに分析・予測。7種のセンサーで検知する当日の使用状況から、適切な運転に自動で切り替え、節電する。
スマホの位置情報と連携した二つの省エネ運転モード(「お留守番モード」「お買い物準備モード」)を採用し、ユーザーの使用状況や位置情報を基に省エネにつなげる。二つの運転モードは、専用アプリケーション「Cool Pantry」から適した運転を提案。お留守番モードは、自宅から離れると自動で節電運転を開始。お買い物準備モードは、まとめ買いに備えて効率的な運転を行う。
重量から残量情報をアプリで管理できる「ストックマネージャー」も搭載。管理したい食材は「キッチンポケット」アプリに登録し、重量検知プレートに載せれば、IoT機能で残量の変動が自動で更新され、外出先からも確認できる。在庫情報は家族で共有でき、無駄のない買い物をサポートする。
管理したい食材が複数ある場合は、重量検知プレートの買い足しもでき、食品ロスの低減につながる機能としても提案している。