2021.07.15 日立GLS、デジタル戦略のキーパーソン退任31日付、後任は平川執行役員CIO

 日立グローバルライフソリューションズは15日、デジタル事業とDX(デジタルトランスフォーメーション、デジタル変革)の最高責任者である田岡敬常務取締役が31日付で退任すると発表した。田岡氏は、ニトリホールディングスの上席執行役員などを歴任してきた豊富な経験を買われ、昨年10月1日に入社。今年4月には執行役員から常務取締役となり、同社のデジタル戦略の要として期待がかかっていた。

 田岡氏の退任理由について、同社は「一身上の都合」としている。田岡氏は、CDO(チーフデジタライゼーションオフィサー)兼チーフルマーダビジネスオフィサーとして、同社のデジタル戦略を任されてきた。DXの推進とともに、IoT基盤「ルマーダ」を活用した日立グループや外部との連携などを加速するためのキーパーソンだった。昨年12月には、家族型ロボット「LOVOT(ラボット)」を開発・販売するスタートアップのGROOVE X(東京都中央区)との資本・業務提携をまとめている。

 後任には、執行役員CIO(最高情報責任者)の平川真氏が執行役員CDO事業主管として8月1日付で就任。取締役CSO(最高戦略責任者)の浜野美樹氏がチーフルマーダビジネスオフィサーを兼務する。