2021.08.12 広島テレビ 県と防災協定を締結災害に強い地域目指す
広島県の田辺副知事(左)と飯田社長
【広島】広島テレビ放送(広島市東区、飯田政之社長)は、開局60周年記念事業「いま動こう!みんなで防災PROJECT」で、広島県と防災パートナーシップ協定を締結した。
防災や減災対策に連携して取り組んでいくほか、災害の映像データの提供、放送や通信を通じた情報通信を行う。また、県内全市町(23自治体)との締結を目標としている。今回は、呉市や東広島市、尾道市と締結し、計11自治体との締結に至った。
広島テレビの防災プロジェクトは、自然災害の被害を最小限に抑えるため事前に策を講じる「事前防災」や、復興後のまちづくりを事前に考える「事前復興」の考え方を発信・実践して、令和の時代にふさわしい、災害に強い地域づくりを目指していく。同プロジェクトは2021年1月に立ち上げた。
田辺昌彦広島県副知事のコメント
「われわれが目指すのは、災害で亡くなる人をゼロにできる県づくり。その実現に向けてともに取り組んでいきたいと思う」。
平谷祐宏尾道市長のコメント
「多くの人が視聴することができ、気軽に情報を得られるテレビで防災情報を発信していただけることは大変心強い。また、放送を通じた防災意識の啓発は、自助・共助を基本とした災害への備えや、市民の自発的な避難行動につながるものと考えている」。