2021.10.29 三井化学が溶剤系コート剤自己密着性・ガス透過性発現

特殊ポリオレフィンコート剤を塗布したPMPフィルム

 三井化学は、自己密着性・ガス透過性を発現できる新素材「溶剤系 特殊ポリオレフィンコート剤」(開発品)の市場開発を開始した。

 新コート剤は基材に塗布して乾燥成膜後、コート面同士を重ねて人の力で数秒押すと、コート剤同士がくっつく「自己密着性」を有する。また温度をかけるほど、より密着する特性がある。

 同コート剤の使用により、PMP(ポリメチルペンテン)のガス透過性を維持しつつ、ヒートシール性を付加できる。  (つづく)