2022.01.19 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】みどころ/事業戦略レクザム

基板コーティング装置「Pegasus-600I」

Pegasus‐600I
基板製作サポート貢献

 レクザムは、独自のコア技術(光学、電子回路、画像処理、制御・センシング)の融合により、基板外観検査装置のほか、眼科医療器、生体分析装置、半導体製造装置など複数分野で製品展開を進めている。

 ネプコンジャパンでは、昨年販売を開始した基板コーティング装置「Pegasusシリーズ」のうち、インラインタイプ「Pegasus‐600I」を出展する。基板保護には欠かせない防湿剤の塗布を、直感的な操作と2種類の塗布ノズルにより、最適塗布条件を実現するだけでなく、塗り残し・飛び散りの自動検査で基板製作サポートに貢献する。

 また、エントリーモデル「Pegasus‐300F」を初披露。設置性に優れた卓上タイプで、フィルムコートノズルにより防湿剤を高速塗布できるほか、600I同様に内蔵カメラによるティーチングと検査機能を搭載する。単体での運用はもちろん、オプションの専用架台、カバーを併用することで、インラインシステムとしても運用できる。

 基板外観検査装置「Sherlockシリーズ」では、国内外の自社工場ラインで培われたノウハウを凝縮した機能性・操作性を確立している。はんだ印刷検査装置「Sherlock‐SP‐700」は、これまで培った3D検査技術の応用により、実装部品の微小化・高密度化で求められる高いはんだ印刷精度(高さ分解能7マイクロメートル)を誇り、はんだ量の厳密な検査を得意とする。

 ガーバーデータとマスクの厚さからランドの位置情報、はんだ面積・体積などの検査設定が自動入力されるため短時間でのデータ作成をサポートする。そのほか、フローはんだ面検査に特化した裏面検査装置「Sherlock‐300R」や、3次元検査装置「Sherlock‐3D‐1100S」なども出展する。