2022.03.15 【ルームエアコン特集】三菱電機「霧ヶ峰」FZシリーズ
「霧ヶ峰」FZシリーズ
換気扇とIoT連携
3人以上の在室検知で自動で換気風量増
三菱電機は、住宅用熱交換型換気扇「ロスナイ」とIoTで連携するルームエアコン「霧ヶ峰」FZシリーズで、感染症対策として高まる換気ニーズに応えていく。
FZシリーズは、赤外線センサー「ムーブアイmirA.I.+」で3人以上の在室を検知すると、IoT連携するロスナイが自動で強運転に切り替わり、換気風量を増やして二酸化炭素(CO₂)濃度を減らす。在室人数が2人から3人に増えた場合で、連携制御なしに比べて最大約23%CO₂濃度を低減。
冷暖房運転時に室外の温度が18度以下、または28度以上になったことをクラウド上で判断すると、温度や湿度を維持できる熱交換型の換気を使い、ロスナイが自動で空気を入れ替える。
それ以外の温度(19~27度)は熱交換せず、通常の換気扇と同じ働きをする。冬場はエアコンが室外機に付着する霜を取るため、暖房運転を一時的に止める霜取り運転を行うが、その際は換気風量を抑え、換気による室温低下を防ぐ仕組みも備える。
スマートフォンアプリケーション「霧ヶ峰REMOTE(リモート)」の「A.I.換気アシスト」機能は、事前にアプリに表示される室内の熱画像を確認しながらタッチ操作で換気の排出口の窓を設定できる。気流を排出口の窓に向けることで、換気を補助できる機能だ。
換気タイミングを人工知能(AI)が判断して通知する「換気ガイド」は、従来はリモコンだけだったが、スマホにも通知するようにした。
空気中から回収した水分にエアコン内部で高電圧をかけて帯電させた微粒子「ピュアミスト」で菌やウイルスなども抑制。室外機のコンプレッサーに新たな制御方法を採用し、従来に比べて約13%消費電力を低減するなどさらなる省エネも進めている。