2022.03.25 【関西エレクトロニクス産業特集】ニチコン家庭、公共・産業用蓄電システムなど投入

トライブリッド蓄電システム「ESS‐T3シリーズ」

 ニチコンは、蓄電システムのリーディングカンパニーとして、家庭用や公共・産業用蓄電システム、V2Hシステムなどを市場投入する。

 太陽電池とEV・PHVの電池と蓄電池を連携させ、太陽光発電の電気を家庭で使用、蓄電でき、EVにも使える「トライブリッド蓄電システム」に「ESS-T3シリーズ」を4月から発売する。連系出力5.9kW、自立出力5.9kVA、全負荷200V出力。大容量から小容量までそろえた。蓄電池、EVに充放電できるV2HスタンドやV2Hポッドの増設も可能。

 家庭用蓄電システムは、基礎工事不要な超小型軽量4.1kWhから業界最大容量16.6kWhまでそろえ、ポータブル蓄電システムも販売している。

 EV・PHV・FCVに接続して家庭への給電が可能な系統連系型V2Hシステム「EVパワー・ステーション」、自動車荷室に入り、持ち運べる外部給電器「パワー・ムーバー」(4.5kW出力)、「パワー・ムーバー ライト」(3.0kW出力)を販売中。工場や事業所向け「DCリンクV2X付き蓄電システム」も開発した。EV・PHV用急速充電器は10~50kW出力をそろえ、グッドデザイン賞を受賞している。