2019.12.25 【電波時評】ファラデーとダヴィンチに学ぶこと

 マイケル・ファラデーの講演記録の本、「ろうそくの科学」が売れている。今年、ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏の影響のようだ。

 今年はまた、ルネサンス期の鬼才、レオナルド・ダヴィンチのブーム。没後500年で、科学技術的な才能をうかがい知ることができる企画展が世界中で開催された。

 2人は生きた時代も国も異なるが、その人間離れした才能は共通。ファラデーは化学だけでなく電磁気学についても重要な発見を数多くなし、...  (つづく)