2020.01.06 みんな電力が環境省のグッドライフアワードで最優秀賞
新電力ベンチャーのみんな電力は、環境省が主催する「第7回グッドライフアワード」で、最高位となる環境大臣賞・最優秀賞を受賞した。発電者と消費者、自然エネルギーと消費地をつなぐ取り組みなどが評価された。
グッドライフアワードは、持続可能な社会実現のため、一人一人がライススタイルを見直すきっかけを作るような取り組みに対して表彰し支援するプロジェクトで、全国の企業や自治体のみならず、学校やNPOといった幅広い団体や個人の地道なボランティアやサービスなどを評価対象としている。
昨年6月から公募。応募のあった243件から民間シンクタンク研究者や環境省職員らでつくる実行委員会による審査を経て、環境大臣賞として最優秀賞1件、優秀賞3件など10件が選ばれた。
最優秀賞のみんな電力は、電気代の一部を消費者自身が選んだ発電所に寄付できる「応援」の仕組みや、どこの発電所の電気を購入したかが分かるシステムなどで「顔の見える電力」サービスを提供している。
こうしたサービスで、電気代を払う先が明確化され、例えば、海外から輸入した燃料を使わない再生可能エネルギーに払うことで、国内でお金を還流させることもできるという。
同社は「電力選択の自由という新たな価値を創造し、再生エネの普及や電力生産地と消費地との人のつながりを作ったということが評価いただいた」としている。