2022.08.01 東芝、空調子会社の売却完了、米合弁相手に1200億円
東芝は1日、子会社で空調機器を手掛ける東芝キヤリア(川崎市)の株式売却について、米空調大手キヤリアへの譲渡手続きが完了したと発表した。
東芝キャリアは、米空調大手キヤリアとの合弁会社。東芝が保有する発行済み株式の60%のうち、55%を合弁相手のキヤリアに売却する。5%分は保有し続けるが、連結対象からは外れる。
売却益は、2023年3月期の連結経常利益ベースで800億円を計上する。円安の影響を受けて売却額は、当初見込みの1000億円から約1200億円に増加。売却益は600億円から上振れする。
東芝は2月、グループを3分割する再編計画を2分割に修正した際に、非注力事業と位置付けた東芝キヤリアの売却方針を表明していた。