2022.09.16 【ヘッドホン・イヤホン特集】パナソニック 完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ60」業界最高クラスのNC実現

「EAH-AZ60」

 パナソニックは、高音質を求める幅広いユーザーに向け高級オーディオ「テクニクス」ブランドの完全ワイヤレスイヤホン2機種を前面に出していく。

 訴求するのは、2021年10月に発売した業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現した「EAH-AZ60」と小型でデザイン性を重視した「同-AZ40」。両製品ともクリアな通話ができ、〝聴く〟と〝話す〟の両面で音質にこだわっている。

 AZ60は、直径8ミリメートルのダイナミック型ドライバーを搭載。ドライバーの空気の流れを精密に制御するチャンバーや、高音域の周波数特性の乱れを抑える新開発の「ハーモナイザー」といった独自の音響構造により、自然な高音質が楽しめる。ワイヤレスでもハイレゾリューション音質の伝送ができるLDACに対応した。

 自分の声だけをクリアに相手に届ける独自の通話音声処理技術も搭載する。ビームフォーミングや音声解析の技術を組み合わせ、通話中の周囲の雑音と発話者の声を判別するとともに、左右合計八つのマイクと独自アルゴリズムによる音声解析により、声だけが相手にクリアに届く。

 イヤホンには、外側のマイクと内側のマイクの2方式の処理を組み合わせたノイズキャンセリング(NC)を搭載した。外側マイクをデジタル制御に、内側マイクをアナログ制御にする独自処理で業界最高クラスのNC性能を実現している。場所を選ぶことなく、快適な音楽鑑賞ができるという。

 AZ40は、日常的な使いやすさと装着性を重視した。小型でありながら、耳から外れにくく疲れにくい人間工学に基づいたデザインにより、長時間でも快適に高音質が楽しめる。本体には、直径6ミリメートルのダイナミック型ドライバーを搭載。AZ60と同様に、独自の音響技術を搭載することで、自然で厚みのある高音質を実現している。自分の声だけをクリアに相手に届ける通話音声処理技術も搭載する。

 タッチセンサー部にはサーキュラー加工を施し、2カ所のマイク部には金属メッシュを採用するといった、質感の高いデザインが特徴となっている。カラーはローズゴールド、ブラック、シルバーの3色を用意している。

 「秋のヘッドフォン祭2022」では、AZ60とAZ40のほかに、テクニクスブランドのステレオインサイドホン「EAH-TZ700」も展示実演を行う。TZ700は、演奏者や楽器が見えるような高純度な音空間を再現する。会場では各製品を展示して、試聴することができる。