2026.01.13 世界の半導体企業売上高ランキング、25年はNVIDIAが2年連続首位

25年の世界半導体市場はAI関連需要がけん引した(写真はイメージ)

 米調査会社ガートナーが12日発表した2025年の世界半導体企業売上高ランキングによると、米NVIDIA(エヌビディア)が1257億ドルを売り上げ、2位以下を大きく引き放し、2年連続でトップとなった。                                                      

 年間売上高で1000億ドルを突破するのは、初の快挙となる。24年は770億ドルだった。グラフィックスチップ(GPU)やAI(人工知能)インフラ向けチップが24年に続き順調に推移した。

 2位のサムスン電子は、引き続きメモリー製品が好調を持続し、前年比10%増の725億ドルとなった。メモリーは13%増で、非メモリー製品が8%減。超高速データ転送を可能にする高帯域幅メモリー(HBM)も堅調だった。

 3位は、前年の4位からワンランクアップの韓国SK Hynix(ハイニックス)。AIサーバー向けHBMの需要増を追い風に、前年比37%増となった。DRAMやNAND型フラッシュメモリーも好調に推移。サムスン電子とともに、世界の半導体ランキングで韓国勢が2、3位を占めた。

 24年に維持したトップ3の座を譲った米インテルは、4位に後退。上位10社のうちで唯一、減収となった。前年の売上高は498億ドルで500億ドル台を割ったが、25年はさらに減収し、480億ドルすら下回った。AI向け戦略の練り直しが途上にあるという。

 マイクロン・テクノロジーは、AI向けメモリーの好調で24年の7位から5位に躍進。25年の売上高は50%以上の伸び。NVIDIAとともに世界半導体戦争の勝ち組になっている。今週16日には1000億ドルを投資するニューヨーク州の大規模工場の起工式を控えている。

 ガートナーは、25年の傾向としてAI関連や、DRAMでもHBMが好調で、半導体市場をけん引したと分析している。25年の売上高はHBMが300億ドルで、AIプロセッサーは2000億ドルを突破した。カートナーはAI関連の半導体売上高について、29年までに全半導体製品の50%を占めると予測している。