2022.09.29 DC向けの新モジュール 京セラ開発、高速大容量で4割省エネ

オンボード光電気集積モジュール

 インターネットの通信量が急激に増加する中、データセンター(DC)のCO₂排出量は航空産業にも匹敵するとされ、省電力化が課題ともなっている。

京セラは29日、それに寄与できる新しい「オンボード光電気集積モジュール」を発表した。プロセッサ―側からの信号をすぐ光で送り、受信時も直前まで光で受ける。このため、損失や出力が少なくて済む。試算では4割程度の省エネになる。

また、512キガビット秒の伝送帯域を、世界で初めて達成。さらに小型化も実現し、都市部でもDCを設置しやすくする。メタバースや自動運転にも貢献しそうだ。
(30日、10月3日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)