2022.10.18 パナソニック、「タスク・アンビエント照明」の導入を加速 乃村工藝社で見学会

乃村工藝社の新オフィスのクリエイティブ部門執務フロアに導入された

快適さ失わず必要な分だけ照らす

 パナソニックが、快適なオフィス環境と省エネ性を両立する照明設計「タスク・アンビエント照明」の導入を加速している。商業空間のデザインなどを手掛ける乃村工藝社の東京・台場のオフィスにも導入し、9月21日には報道陣に向けて見学会を開催した。

 乃村工藝社への導入は、担当したパナソニック エレクトリックワークス社(EW社)にとっても珍しい、タスク・アンビエント照明の大規模な事例だ。LED化と合わせて、導入前に比べて消費電力を53.8%削減している。

 タスク・アンビエント照明は、業務に必要な光(タスク照明)と空間全体を照らす光(アンビエント照明)から構成する照明設計手法の一つ。

 乃村工藝社は、働き方の多様化を推し進めるために執務フロアの見直しを決め、2021年3月にオフィスをリニューアル。その際、注目したのが、快適な照明環境と省エネを両立可能なタスク・アンビエント照明だった。

 テーブル一台に対してペンダント照明を一台設置。上面方向の照明で空間全体を照らし、下面方向の照明で机上の明るさを確保している。今回使用した照明器具は、乃村工藝社が設計したカバーにパナソニックの照明器具を入れて作った。