PFUは25日、高性能コンパクトキーボード「Happy Hacking Keyboard（HHKB）」シリーズに、白色を基調とした「HHKB Professional HYBRID Type-S雪」を追加し、販売を始めた。在宅勤務の拡大でIT関係者以外にも利用が広がり、特に女性ユーザーからの要望を受け新製品を市場投入した。

　HHKBは1996年12月の販売開始以来、プログラマーやエンジニアを中心に利用が広がり、今年8月までに全世界で64万台以上を出荷している人気キーボード。技術の進歩に合わせて打鍵感の向上や対応機器は拡大させたが、キー配列やA4ハーフサイズの大きさは一切変えず、開発者のこだわりを反映させているのが特長だ。

　新製品の「雪」は、フラッグシップモデルの「Type-S」のみに新色として追加。従来機種では大文字で記載されていたキーの印字を中央に配置し、全て小文字で統一。より洗練されたデザインにした。長年の愛用者にも配慮し、英語配列、日本語配列とも文字を印字しない「無刻印」モデルを用意。ロゴなどもいっさい印字せず純白のデザインを楽しめるようにした。

　価格は税込み3万6850円。同社が運営するオンラインショップ「PFUダイレクト」で販売する。

　（26日付の電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します）