2022.11.16 【Inter BEE特集】池上通信機 バーチャルとリモートのコラボ 新しい映像制作実現の手法提案

IPメディアゲートウェイ「IMR-200」

 池上通信機は「HEARTBEAT~進化する伝統~」をテーマに、ユーザーのニーズに寄り添った製品ラインアップの出展と、今注目のバーチャルプロダクションとリモートプロダクションのコラボレーションを実現する同社の新たな進化を体感できる場として提案する。

 ブースでは、新製品を中心にシステムごとにコーナーを分け、ソリューションを提案。

 リモートプロダクションソリューションでは、放送局などに新しい映像制作手法を提案する。同社のロボットアームを使用したリモートプロダクションシステム「R2 SYSTEM」とインカメラVFXをコラボレーション展示。トラッキングシステムなしでVFXを実現するR2システムのバーチャルプロダクションの可能性を提案する。また、VFXとは別にレール型R2システムを参考出品し、異なる映像制作手法も紹介。

 同社のIP化への取り組みとして、新製品のIPメディアゲートウェイ「IMR-200」と、スタジオカメラ「UHK-X700」などのIP対応製品によるIPシステムを紹介。IPメディアゲートウェイにより従来のSDIとIPが相互変換できる。同IPシステムは「IP PAVILION」に参加、他社ブースとの連携も予定。

 カメラシステムでは、4K/HDポータブルカメラシステム「UHK-X700」シリーズなどを展示。HFR(HD8倍速)の迫力映像とMoIP出力によるシステム連携をアピールする。

 スイッチャーシステムでは、4K対応の中型ルーターとID表示器、小型操作卓を初披露。従来の大型・小型に中型が加わり、ラインアップがそろった。多様なニーズに合わせたソリューションの提供が可能だ。

 伝送システムでは、新製品の固定回線用FPU送受信装置とともに、標準型FPU装置と超小型FPU送信装置を展示。参考出展として4K対応の一体型小型FPU装置も披露する。

 ヘリコプターカメラシステムでは、6軸防振機構を備えたヘリコプター用ジンバルとジンバルに内蔵した同社の小型軽量で省電力なカメラヘッドを実現する4K小型高感度カメラを展示。また、ヘリコプター空撮に革新をもたらす空撮映像/地図情報合成システムも紹介。

 AVシステムでは、新製品のオーディオプロセッサー「DAF-040」や映像システム周辺機器のOnePackⅡの新機能も提案する。