オータックスは、74年の創業以来産業用スイッチの製造販売一筋で成長を続けてきた。現在はスイッチを基本にした開発技術の応用展開として、金属加工部品（アルミ）、端子台、医療機器用センサーなど、製品プラットフォームを大幅に拡大している。

　医療機器用センサーは、医療機器およびヘルスケア市場向け製品の開発設計から製造販売まで、医療機器メーカーからの受託製造を行っている。

　医療機器を取り扱うため、「医療機器製造業」登録、「第二種医療機器製造販売業」許可取得、医療機器の品質保証の国際規格「ISO13485」を取得済みで、厳格な品質管理を実施している。

　最近の市場では、健康志向の高まりから医療機器用センサーの需要は高まっている。その中でも同社が開発した「パルスオキシメータ」は現在、幅広く利用されている。

　製品の特徴は、パルスオキシメータ精度判定の研究機関UCSFの低酸素研究所にて「JIS T 80601-2-61：2014規格」に基づく人を被験者とした動脈血酸素飽和度の精度評価を実施しており、測定精度に優れている。

　今後も変化する医療・ヘルスケア市場のニーズを捉え、顧客から「その時代に必要とされる商品・サービス」をタイムリーに提供していく。

【メディカル・ヘルスケア用部品特集】記事一覧

●メディカル・ヘルスケア用部品、各社が中長期的に事業拡大
●北陸電気工業　世界最速応答の容量式湿度センサー提案
●日本メクトロン　伸縮FPC　脳波計の電極シートに採用
●オータックス　医療機器用センサー　厳格な品質管理を実施
●NKKスイッチズ　医療機器向け電源スイッチ　正確で安定の制御を実行
●品川商工　トータルに顧客ニーズをカバー　関連部品提案