2023.12.15 疑似量子計算技術を実際の株式取引に応用 東芝が世界で初めて有効性実証
東京証券取引所での実証機と同じタイプのマシン(提供=東芝)
東芝は、膨大な選択肢から最適な解を見つけるソフトウエア「シミュレーテッド分岐マシン(SBM)」を実際の株式取引に応用し、有効性を世界で初めて確かめたと発表した。多数の銘柄の価格の複雑な関係性を高速に分析し、新たな取引機会を検出するシステムなどの能力を実証した。
SBMは、膨大な選択肢から最適なものを選び出す「組み合わせ最適化問題」を、既存のコンピューターで解く疑似量子計算技術。この技術を用いた二つの高速リアルタイム取引システ... (つづく)