2024.04.05 【ルームエアコン特集】ダイキン工業 「うるさらX」Rシリーズ 節電自動モードを新搭載 安定運転時の消費電力20%減

「うるさらX(Rシリーズ)」

 ダイキン工業は、省エネニーズが高まる中、設定温度に到達した後、エアコン運転の多くを占める安定運転時の消費電力量を約2割減らすプレミアムモデル「うるさらX(Rシリーズ)」の提案に力を入れる。

 エアコンは起動後、設定温度に到達するために負荷の高い運転を行う。設定温度に到達すると消費電力を抑えた安定運転で室温を維持する。この安定運転はエアコン運転時間全体の約8割を占める。

 このため、安定運転時の消費電力低減が重要で、不快にならない室温変化による節電運転を行うモード「節電自動」を新たに搭載している。

 節電自動は、安定運転時の消費電力低減を優先した考え方を取り入れ、圧縮機の動きを20%抑制する。節電自動で運転すると冷房、暖房ともに20%消費電力を低減できる。

 また、2027年度の新しい省エネ基準をクリアするため、7.1kW以上の大型タイプ向けに専用の圧縮機を開発。冷媒ガスの圧縮ロスを削減した高効率な構造と、従来よりも動力ロスが少ない高出力モーターを採用した圧縮機で、23~26畳相当で基準をクリアした。

 また、スマートフォンアプリ「Daikin Smart APP」を使用すると、スマホを使って外出先やエアコンが設置されていない部屋からでもエアコンの運転操作ができる。

 スマホの位置情報を示すGPSと運転設定を連動させる「おでかけ切り忘れ通知」と「おかえり運転」をアプリに新しく追加した。

 外出時に、スマホアプリへ切り忘れを通知、必要なら運転停止し、節電効果を高める。「うるさらX」は、これら節電機能と無給水加湿など従来の湿度コントロール、換気機能で快適な空気環境を提供する。AI快適自動運転も搭載する。