2020.05.01 【電波時評】コロナ後の世界を見据え対策を

 コロナと似た世界的大流行に1918年のH1N1型インフルエンザ流行がある。1918年春、米国で始まり、第1次世界大戦の米参戦で、ヨーロッパを中心に全世界に及んだ。

 戦時中の情報統制のため初動が遅れ、最終的には全世界人口の約4分の1、5億人が感染したといわれる。死者は1700万人以上。わが国では約4割の国民が罹患。死者は最大約48万人と推定。この大流行は終息までに約3年を要し、1920年末ごろまで3度の流行を繰り返した。  (つづく)