2024.05.09 MDIS、3D計測アプリを提供開始

現場をスマホでデータ化

 三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)は、周囲の空間をスマートフォンアプリで三次元(3D)データ化し、指定した2点間の長さを手軽に測定できるサービス「3次元計測アプリ Rulerless」を、8日から提供開始した。

 Rulerlessは、三菱電機の「3次元モデル再構成技術」をベースにMDISがサービス化した。「CES2024 イノベーション・アワード」(モバイル・デバイス、アクセサリー、アプリ部門)を受賞している。

 RulerlessはスマホアプリとWebアプリケーションで構成され、現場を丸ごと3Dモデル化し簡単に計測でき、クラウドにアップロードしたデータを遠隔地から共有できる。

 スマホの動画撮影感覚で3Dモデルを生成、空間や対象物を高精度に計測できる。3Dモデルは画面上で回転可能で、指定する2点間の距離や平面(地盤面など)からの高さも自動計測できる。

 また、他システムへのデータ連携によりさまざまな業務への対応も開発を進めている。

 代表的な適用例としては、水災における浸水高計測、建築物・土木構造物の点検、設備搬入シミュレーションなどがある。

 価格(税別)は、月額1万5000円/ライセンスから。(10日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)