2024.06.12 【JISSO PROTEC/JPCA Show特集】コーデンシ センシング技術製品で空間入力モジュールなど用意

空間入力モジュールを用意

 コーデンシは、空間入力モジュール、小型RGBレーザー光源モジュールなどの注力製品のほか、気泡耐性液体検知センサー、通過検知センサーなども披露。テーマを「一歩先の未来をセンシング」とし、多彩な製品群を用意する。

 ブースでは「非接触ソリューション」「家電・住宅設備ソリューション」「産業機器・ロボット・自動車ソリューション」「印刷機器・金融機器用センサ」「AIセンシング」などのテーマコーナーを用意。世界最小クラスRGBレーザー光源モジュールも用意した。

 RGBレーザー光源モジュールはシリコン基板上に光導波路構造を作製し、これにRGBレーザー光を結合させ、光導波路内で光を混ぜ合わせる構造を採用し小型化を実現。スマートグラス、ヘッドアップディスプレー、マイクロプロジェクターなどへの応用が可能だ。

 非接触ソリューションでは空間入力モジュールを用意。視認性が高い空中に立体的な画像を表示できる「ホログラムフィルム」を採用。空中画像に指先などが触れた時に画像のアクション(ゆらぎ)を演出することで、操作性を向上。動画用モニターやソフト、コントローラーが不要で、従来に比べて低価格化できる。ほかの展示会でも出品したが来場者からは高評価。エレベーターのボタンなど衛生面を配慮した箇所での採用を狙う。

 産業機器・ロボット・自動車ソリューションでは、気泡耐性液体検知センサーなどを出展。同センサーは、チューブ内に停留した水滴や気泡を検知し、誤動作に対する耐性を向上させる製品。独自の検知メカニズムにより、従来の光学式では対策の難しかったチューブ内の水滴や気泡での誤動作に対する耐性を向上させた。飲食店向けなどの導入を目指す。

 通過検知センサーはエリア内を物体が通過した際の出力変動を増幅して出力するセンサー。生産現場で玉、錠剤、ねじなどの落下物を検知するシステムとして最適だ。

 AIセンシング技術では動物用バイタルデータの検出システムを紹介する。