2024.06.20 カンテレ新社長が会見 「伸びしろしかない」
会見に臨む大多社長
関西テレビの大多亮社長の就任会見が19日、大阪市北区の同局で行われた。福井澄郎新会長も同席。フジテレビの専務から転身した大多社長はフジ時代、プロデューサーとして「君の瞳をタイホする!」「東京ラブストーリー」「101回目のプロポース」「愛という名のもとに」など数多くのヒット作品を手がけた。
会見で大多社長は、カンテレについて「内示を受けてからカンテレの番組をいろいろ見たが、制作力のある局」と感じたとし、「やるべきことをやれば伸びしろしかない局だと直感した」と第一印象を語った。「ビジネスへの積極性を感じる社員が多い」と仕事現場の雰囲気のすごさを表現した。
大多社長はさらに視聴率についても「視聴率とは支持率であり人気投票でもある。どれだけのヒットを生んでいるかに尽きる。ヒットこそすべて」と視聴率競争には手慣れた感じも見せた。
「AI(人工知能)をどれだけ使いこなすか、エンタメの世界にどれだけ広げられるか。日本発、世界発の一番イノベイティブなコンテンツをつくる。未来あるカンテレを創る」と意気込みをみせた。
テレビ局のコンプライアンスについても「時代に合ったコンプライアンスというものがある。これを現場と共につくる」と強調した。
(21日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)