2020.06.16 【ルームエアコン特集】東芝ライフスタイル冷え過ぎ抑える「無風感冷房」搭載

「DTシリーズ」

 東芝ライフスタイルは、柔らかな風で冷え過ぎを抑える「無風感冷房」を搭載し、IoTに対応した「DTシリーズ」を夏商戦で提案していく。

 DTシリーズは、高さ250ミリメートルのコンパクト設計のフラグシップ機。無風感冷房はマイディアグループ(美的集団)の技術を応用し、吹き出し口に無数の穴が開いたルーバーを搭載。

 性質の違う2種類の風をつくることで冷風を柔らかくする。リモコンには新たに「無風感」ボタンを備え使い勝手も高めている。

 同社が実施した試験によると、通常の冷房運転と無風感冷房の環境下で、それぞれ90分経過後の肌水分量の低下度合いを測定した結果、無風感冷房の環境下では肌水分量を99%以上保持できていることを確認した。

 スマートフォンからの遠隔操作やスマートスピーカによる音声操作も可能。下位機種の「Rシリーズ」「Pシリーズ」「Mシリーズ」のうち、Mシリーズを除いてIoT対応を進めており、IoTエアコンの幅も広げている。

 室外機に搭載するコンプレッサも新開発。熱耐性の高い部品を採用し、外気温48度でも冷房運転できるようにした。

 ウイルス抑制やカビ、細菌を除去する「プラズマ空清」、1時間当たり約1リットルの結露水で室内機の熱交換器を洗浄する「1リットル洗浄」なども備える。

 フィルタ自動掃除機能でダストボックスに集まったほこりは、付属の専用ノズルを使って掃除機で下から吸引するだけで取れる。

 快適性では、「AI温冷熱センサー」が室内の状況をセンシングし、体表温度や壁、床などの熱を測定して運転を自動制御する。風量、パワーに加え、冷房時には無風感冷房にも自動で切り替える。

 同社は昨年まで、東芝キヤリア製「DRシリーズ」を最上位機と位置付けてきた。今後はマイディア製品に切り替えていくが、系列店やB2BではDRシリーズも継続していく。