2024.09.26 【関西エレクトロニクス産業特集】スワロー電機 小型から大型まで電源トランス主軸に伸長

サービスコンセント付き電源トランス「CLシリーズ」

 スワロー電機は、10VAの小型から300kVAの大型まで自社供給できる電源トランスを主軸に、電源装置、低周波治療器と合わせた3事業で順調に業績を伸ばしている。

 主力の電源トランスは、独自開発の保護等級IP2X対応のフィンガープロテクトカバー付きねじアップ式端子台を採用した「IP2X対応トランス」が好評。保護カバーやねじを取り外す手間が必要なく、圧着端子を入れて締めるだけで作業を完了できるため結束時間を従来比5分の1に短縮できる。感電防止用保護カバーも不要のロングセラー商品。

 制御盤内や計装盤内の主電源用電源トランスにAC100V出力コンセントを付け、盤内のAC100V出力需要に対応した。

 超高輝度LED、サーキットプロテクターも付けた一体型のサービスコンセント付き電源トランス「CLシリーズ」を2015年に発売。盤内で電気ドリル、はんだごて、パソコンなどを使用でき、盤市場で根強い支持を得ている。

 19年には業界初のブレーカー付き電源トランス「LBシリーズ」をラインアップ。トランスの一次側にブレーカーを装備し、二次側の負荷装置とトランス本体の保護を可能にした。トランス二次側に青色LED通電表示を設けているので通電状態の確認が容易に行える。