2025.04.30 2月度電子部品世界出荷 3カ月連続でプラスに
中国向けなどが大幅に増加
電子情報技術産業協会(JEITA)が発表した2月度の電子部品グローバル出荷額は前年同月比11.3%増の3533億円となり、3カ月連続で前年同月比プラスとなった。地域別では、米国向けが減少した一方、中国向けが2割弱の大幅増となった。
2月度グローバル出荷の分類別では、「受動部品」が前年同月比15.7%増、「変換部品」が同15.4%増と高い伸びとなり、「接続部品」も同7.1%増と伸長した。「その他の電子部品」はマイナス成長となった。地域別では、アジア・その他が同19.8%増と大幅増となり、中国も同18.8%増と大きく増加した。米国のみ前年同月比マイナスとなった。
製品別では、アクチュエーターが同24%増、インダクターが同20%増、コンデンサーが同14%増などと高い伸びとなり、高周波部品を除く全ての製品が前年同月比プラスとなった。
電子部品グローバル出荷の前年同月比増減は、2020年前半はコロナの影響で停滞したが、20年9月以降は前年同月比プラスに転換。巣ごもり需要や車載需要などが回復を支えた。
21年は、産機や自動車、ハイエンドスマートフォンなどが部品需要をけん引... (つづく)
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