2025.05.27 「Beyond 5G」体感、次世代通信の一端を内外へ発信 大阪・関西万博でショーケース始まる

海中ロボットをモーションで操作

 総務省による次世代情報通信インフラの取り組みを内外に知らせる「Beyond 5G ready ショーケース」の展示が26日、大阪・関西万博でスタートした。会場は西ゲートゾーンにあるEXPOメッセ「WASSE」で6月3日まで。総務省は、学校関係など若い層をはじめ、幅広い層の入場に期待する。没入感やリアリティー感を重視した子どもでも容易に理解でき、楽しめる展示となるよう工夫を凝らした。

 Beyond 5G(B5G)は、現行5Gの先にある次世代情報通信基盤。総務省は、社会実装を目指す企業や大学、研究機関の研究開発を、2022年以降で計1668億円を投入し支援してきた。ショーケースではこれら資金による研究成果も展示している。

 ショーケースの会場内は「プロローグシアター」「未来都市エリア+技術体験ブース」「開発技術の展示」の三つのゾーンで構成されている。展示面積は2000平方メートル。

 総務省の展示責任者、総合通信基盤局次世代移動通信システム推進室の影井敬義室長は「B5Gの特徴は低消費電力、低遅延で、今後のAI(人工知能...  (つづく)