2025.07.03 【ルームエアコン特集】パナソニック 「エオリア」Xシリーズ 長時間運転でも省エネ・快適

「エオリア」Xシリーズ25年モデル

 パナソニックは、「つけっぱなし運転」が増えるなど使用実態に合わせ、長時間運転しても省エネ・快適運転を実現する「エコロータリー コンプレッサー」搭載のハイエンドモデル「エオリア」Xシリーズの提案に力を入れる。

 コンプレッサー構造を刷新したエコロータリー コンプレッサー(9.0kWクラス除く200V機種に搭載)は、アセンブルベーン機構と新規オイルの採用により低能力運転時に高効率な運転ができる。

 冷房運転時の最小出力0.3kWを実現し、設定温度到達後の室温安定時に運転オン・オフの頻度を抑え、快適な室温・湿度のキープと消費電力量削減を両立する。

 冷房運転時の最小出力は約40%低減、非搭載機種でも約25%低減させ、同社エアコン初の最小出力を実現した(9.0kW除く)。

 最小出力を下げることで、設定温度を維持するための運転オン・オフの頻度が減り、温度や湿度の変化を少なくし、長時間運転でも快適さを維持しながら低消費電力量を実現。

 またこれまで大気中に放出していた、コンプレッサーから生まれる熱エネルギーをチャージ(蓄熱)して再利用する同社独自の「エネチャージシステム」(冷房時)を搭載。

 エネチャージ快湿制御による省エネ運転に加え、冷房運転の低出力化を独自の制御で実現する「エコインバーター制御」など、快適な温度と湿度を保ちつつ、省エネを実現する技術が充実する。

 さらに、フィルター掃除や熱交換器の洗浄、ナノイーX内部クリーンまで、エオリアの持つ清潔機能をワンボタンで一括して行える「集中おそうじ」機能も新たに搭載。

 エアコンを清潔に保つほか、エアコンの使い始めの気になる臭いを低減、省エネ運転にもつながる。暑さ指数(WBGT)を参考に部屋の温・湿度をみはって、自動で冷房をスタートする「室温みはり」も搭載する。