2025.07.03 【ルームエアコン特集】ダイキン工業 「うるさらX」Rシリーズ 安定運転時の省エネ追求

うるさらX25年モデル

 ダイキン工業は、夏商戦本番を迎え、プレミアムモデル「うるさらX(Rシリーズ)」の提案を加速する。2025年モデルでは、エアコンの安定運転時の省エネに着目し、快適性と省エネ性を追求する。

 起動後、設定温度に到達すると消費電力を抑えた安定運転に移行する。エアコン運転時間全体の約8割を占める安定運転時の消費電力量を約2割低減し、さらに省エネ性を高めた。

 不快にならない室温変化による節電運転を行う「節電自動」モードを新たに搭載し、安定運転時の消費電力低減を優先した考え方を取り入れ、圧縮機の動きを20%抑制する。

 節電自動で運転すると冷房、暖房ともに20%消費電力を低減できる。

 なお、心地よく過ごしたい時には快適性優先の「AI快適・節電運転」を選べる。消費電力が気になる時は「節電自動運転」と、シーンに合わせて二つの自動運転が選べる。

 さらに、27年度の新しい省エネ基準をクリアするため、7・1kW以上の大型タイプ向けに専用の圧縮機を開発した。

 冷媒ガスの圧縮ロスを削減した高効率な構造と、従来よりも動力ロスが少ない高出力モーターを採用しており、23~26畳相当で基準をクリアした。

 また、暑い夏を快適に過ごせる「プレミアム冷房」を搭載。熱交換器を無段階に切り換えて除湿を続ける湿度コントロール技術(デシクル制御)と0.5度単位の温度制御技術(ピット制御)により、部屋が設定温度になったあとも快適湿度を維持し、蒸し暑さを感じにくい、さらさらと快適な冷房を実現する。

 このほか、スマートフォンアプリ「Daikin Smart APP」には、スマホの位置情報と運転設定を連動させる「おでかけ切り忘れ通知」と「おかえり運転」を新しく追加し、使い勝手をさらに高めている。