2025.07.25 応援購入支援のマクアケが一大イベント 新商品を生む挑戦者が活発に交流
事業戦略について説明するマクアケの中山亮太郎社長
新しい製品や体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」を運営するマクアケ(東京都目黒区)が、都内で「マクアケ CHALLENGER’S MEETUP 2025」と銘打つ一大イベントを開いた。会場には、過去にマクアケにプロジェクトを掲載した事業者ら約300人が来場。同社首脳は、一段の事業成長を目指す方針を打ち出した。
マクアケは、企画中の商品やサービスを先行販売した「事業者(プロジェクト実行者)」とそれに共感し応援購入する「生活者(プロジェクトサポーター)」をつなぐサービスで、2013年8月に開始。これまでに4万4000件以上のプロジェクトを立ち上げ、累計の応援購入総額は1100億円以上に達した。
18日に行われた今回のイベントには、実行者らが参加。第1線で活躍するリーダーたちが語るトークセッションや、18のテーマで語り合うインタラクティブセッションなどを通じて交流を深めた。
同社は、新商品などが一般市場に流通する前の「0次流通」に位置づけられる応援購入サービスを主軸に事業を拡大してきた。登壇した中山亮太郎社長はこうした実績を土台に、プラン作りから一般市場に流通させるグロースまで一貫支援する取り組みに注力する方針を表明。「挑戦者の事業成長パートナーとして、事業者と伴走していきたい」と意欲を示した。
4月には、マクアケに蓄積したプロジェクトデータなどを活用して新商品開発や販売促進を後押しするサービス「Makuake insight」を発表した。こうした強みも生かしながら、国内流通市場で強固な地位を築きたい考えだ。