2025.08.01 コニカミノルタの4~6月連結 7年ぶり営業利益100億円
コニカミノルタの2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比8.2%減の2512億円、営業利益が100億円(前年同期は18億円の損失)となった。事業の選択と集中およびグローバル構造改革などの経営改革効果により、各利益が大幅増益。なかでも、事業貢献利益は同411%増の91億円となった。第1四半期の営業利益が100億円を上回るのは、7年ぶり。
デジタルワークプレイス事業は、売上高が同8.6%減となったが、グローバル構造改革の効果、事業の選択と集中の効果もあり、営業利益が同57.1%増と大幅増益。オフィスユニットは、プリントボリュームの減少が影響した。
プロフェッショナルプリント事業は、売上高が同5.0%減、営業利益が同73.2%減。プロダクションプリントユニットはミッドプロダクションプリントの販売は伸長したものの、ヘビープロダクションプリントは大型案件の剝落で販売が減少した。
インダストリー事業は減収、営業利益は増益を確保した。大手顧客のディスプレー設備投資が緩やかに回復してきたこともあり、センシングユニットは増収となった。
画像ソリューション事業は減収だが、収益性改善が進み、営業利益は黒字転換した。
通期連結業績見通しは、米国の相互関税の影響はあるものの、期初計画の達成を見込む。