2025.08.01 ニッタの4~6月連結 売上高横ばい・減益

 ニッタの2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比横ばいの216億2500万円、営業利益は同5・7%減の10億9500万円、純利益は同9・0%減の27億4400万円となった。

 ベルト・ゴム製品事業は、国内で電子部品向けの感温性粘着テープの需要が堅調に推移し、海外は米国で物流業界向けのベルト製品が堅調となり全体では増収増益。ホース・チューブ製品事業は、国内で建設機械向けホース製品が回復傾向。損益面では製品補償による一時的なコストを計上し全体で増収減益。

 化工品事業は国内で、鉄道向けゴム製品が堅調に推移し、全体では減収増益。その他産業用製品事業は、空調製品で半導体や電子部品、製薬業界などのクリーンルーム向けが堅調だったが、子会社の需要が低調で全体では減収減益となった。

 通期連結業績は前回の予想数値を据え置いた。