2025.11.12 サンワテクノス、4四半期連続で受注高プラスに 国内需要が堅調

 サンワテクノスは、受注回復傾向が続いている。2026年3月期第2四半期(4~9月)連結決算は売上高は微減収となったが、第2四半期単独(7~9月)の受注高は4四半期連続で前年同期比を上回った。4~9月期の営業利益は2桁の減益となったが、販管費削減などにより計画を上回った。

 4~9月期の連結業績は、売上高が前年同期比0.1%減の693億8000万円、営業利益が同11.2%減の14億6400万円、経常利益が同5.2%増の17億6800万円、当期純利益が同5.1%減の12億700万円。

 4~9月期の地域別売上高は、日本が前年同期比7,2%増の536億9500万円と堅調に増加した。松尾晶広社長は「日本は、半導体製造装置向けの電機品や搬送装置の販売が増加したほか、自動車業界向け、アミューズメント向け、新エネルギー関連向けの販売が増加した」と説明する。アジアは、中国の太陽光関連装置向けの電機品が減少し、同6.1%減の218億2700万円。欧米は同9.7%減の30億2300万円。

 上期は各利益項目が当初計画から上振れたが、海外需要の回復が遅れていることを踏まえ、通期連結業績予想は据え置いた。