2025.11.17 【Inter BEE特集】NHKテクノロジーズ、設備保全や最新ソリューション紹介 デモや映像没入感体験も用意
局舎・鉄塔遠隔監視システム「人も局舎・鉄塔も寿命100年時代」の提案
NHKテクノロジーズは、これまで取り組んできたソリューションやシステム、新しいメディア技術をそろえ、最新製品や開発中の製品などを10品展示する。別ブースも用意し、可搬型8K3Dプロジェクターや3面大型LEDのデモを体験できるようにした。
今回は、「∞(ムゲン)Technologies!技術の力で、メディアを前へ」をテーマに、人工知能(AI)を活用した技術や放送機器などを用意。前回の展示会で好評だった機器も再出展し、更新部分を中心に説明を行う。
「局舎・鉄塔遠隔監視システム」は、屋内外にカメラ、屋内に温湿度計と漏水センサーを設置し、温度や湿度などを遠隔で確認が可能。敷地に出向かなくても確認できるため、人員不足や経費削減効果が期待される。
AIを活用した「映像解析と音声伝送制御」は、例えばサッカー映像の白線やボールをAIが認識し、解析結果でワイヤレスメッシュネットワーク音声伝送システムを制御。映像と音声をAIが管理することで、新しい中継番組制作手法を提案する。
「自然言語によるハイライト映像生成システム」は、意図する映像構成の指示を大規模言語モデル(LLM)にプロンプト入力することにより自動でハイライト映像を生成。映像を解析して自動抽出したハイライト映像を生成するデモを行う。
「ぼかしや消し作業をAVCLabs Video Blur AIでもっと簡単に!」は、画面内で指定したオブジェクトや顔、車のナンバーなど画面内固定箇所に対応したぼかし機能に加え、消す機能も実装。また編集の後処理用にキー信号も用意したことで、使用の幅を広げた。
このほか「地上デジタル放送によるIPDC防災行政無線」や「DaVinci Resolve Studio放送用設定スクリプト開発」「放送用 超低遅延 Bluetooth Auracast音声送り返し装置」「ローカル5G」「8Kイマーシブ映像没入体験」「可搬型8K3Dプロジェクター」なども展示。イマーシブオーディオとIPを融合させ、コンパクトで効率的な制作や配信が実現できるよう「イマーシブオーディオ&リモートプロダクション」をデモで披露する。









