2025.11.17 【IIFES特集】アズビル FA、PAなど4コーナー設け展示 デポ対策強化した新しい真空計も

IIFESでのブースイメージ

 アズビルは、「azbil’s road to the future-シン・オートメーションでつくる持続可能な未来-」をテーマに、持続可能な社会へ「直列」につながる道筋を示し、顧客と共にその実現に向けて歩む姿勢を共有する。

 製造業の多様な業態や課題に合わせ「ファクトリーオートメーション(FA)」「プロセスオートメーション(PA)」「自律化」「共創」の4コーナーを設けて展示する。

 FAコーナーは、MEMS加工技術でデポ(堆積物)対策を強化した新しい真空計や導入から保守までの運用負荷を軽減する最新のデジタル指示調節計、高速・高精度・高機能のフィードバック制御で品質向上に貢献するグラフィカル調節計を展示する。そのほか各社のPLC、FAデバイスの通信プロトコルをサポートし、装置のIoT化を支援するマルチベンダーIoTゲートウェイ「形NX-SVG」などを展示する。

 PAコーナーは、IoT時代のデータ駆動型スマート工場の中核となる次世代の運転監視・制御システム「Harmonas-DEO」を展示する。自社開発のAI(人工知能)によるオンライン異常予兆システムや各種機器の監視・診断システムと連携し、データを活用した運転監視を実現する。総合プラント情報マネジメントシステム「ePREXION」は、プロセスデータや製造データを収集し、操業情報の可視化と統計解析機能で生産管理業務を支援する。

 自律化コーナーは、同社が考える「モノづくり自律化システム」を提案する。培ってきた計測・制御技術とIoT、ビッグデータ、AIを融合、全体最適の視点からモノづくりを自律的に調整することにより、「従来とは次元が異なる生産性を実現する」という。

 共創コーナーでは、YOKOGAWAグループとの共同アンケートや堀場製作所が推進するNEDO助成事業に参画していることなどを紹介する。

 会場では、19日に「アズビルの次世代調節弁開発の取り組み」、21日は「導入から保守までの運用負荷を軽減するデジタル指示調節計」のテーマでセミナーを行う。