2026.01.03 【放送総合特集】池上通信機・田部伸一営業・マーケティング本部副本部長 放送設備更新を追い風に「ignis」本格展開 Inter BEEで高評価、26年は国内外で販売促進
2025年は、テレビ放送用の映像と音声を取材現場から無線で伝送するFPU装置と中継車の更新が堅調で、海外顧客には従来通りカメラやモニターを中心に展開した。
11月下旬の映像と通信のプロフェッショナル展「Inter BEE 2025」で紹介したトータルシステムソシューション「ignis」は好評を得た。
25年はサブ設備の更新需要、中継設備のFPU装置、中継車などの更新に取り組んだ。これらの更新需要に対応しながら、Media over IP(MoIP)とSDIのハイブリッドに対応したignisの開発に注力した。
Inter BEEではシステム統合管理ソリューション「ignis mc」とメディア信号処理ソフトウエアプラットフォーム「ignis mp」で構成されたignisを紹介。汎用サーバーのCPU/GPUを用いたignis mpは、汎用サーバーとソフトを組み合わせ、高い拡張性と機能集約を実現。25年新製品として発表した。24年に発表したシステム構築から設定、運用、操作、監視までを一貫サポートするignis mcと連携することで、お客さまのシステム構築と運用を強力にサポートしていく。ignis mcは使用者が簡単に操作画面を作成できるWeb GUI機能を搭載。タブレット上でも動作するため、自由度の高い操作環境を実現。国内の放送局から報道/制作サブを一括受注しており、26年6月に運用開始する予定だ。
当社はMoIPシステムに関して、時間をかけて開発を進めてきた。以前より顧客から当社のMoIPシステムへ期待してもらっていたため、展示会後も問い合わせが多数あった。Inter BEE 2025の会場で実施した実機展示をはじめ、プレゼンテーションを行ったことが多数の問い合わせにつながり、26年に向けて弾みをつけることができた。
26年は、ignisの実績を基盤にさらなるPRとサポートを強化し、ignisの販売促進、受注につなげていく。また、海外市場については今年もシステムカメラやモニターの更新需要が続くとみている。
更新需要は、公営競技や学校法人の放送設備にも見込まれる。MoIPのみならずハードウエアベースのSDIシステムにも並行して対応していく。
展示会出展などの販促活動においては、積極的に放送機器関連の展示会に出展していく予定だ。








